皮下気腫で困っていた所、アドバイスを頂けました!

 地元の歯医者さんで下の親知らずを抜歯されて、皮下気腫が発生した患者さんからご相談がありました。

 ご本人さんの了承の基、医学的に興味深い内容であったので掲載いたします。

 

 皮下気腫に関してご質問させてください。貴院のホームページを拝見させていただき、医療安全として皮下気腫を予防した設定をされているとありますが、具体的にはどのような方法なのでしょうか?

 実は、私ごとですが、地元の歯医者さんで下の親知らずを抜歯していただいたのですが、そこから顔がパンパンに腫れてしまいました。抜歯をされた歯医者さんに聞いても、空気が入っただけだから自然と消えますとのことで、腫れ止め?を頂いたのですが、外出もできずにとても困っています。このまま泣き寝入りするしかないのでしょうか?

 この度は、もろとみ歯科にご質問ありがとうございます。と、同時に、お辛い経験をされた事、心痛お察しいたします。  

 さて、ご質問の安全対策ですが、当院では一番気腫が発生しやすい下顎の埋伏歯の抜歯の際は、エンジンという空気ではなくモーターで動く器具を使用します。また、次に多い根の治療では、発泡を防ぐために過酸化水素水を使用していないことと、シリンジという水と空気を出す装置にも、減圧のノズルを装着しています。また、レーザー治療での気腫も稀に報告がありますが、当院ではレーザーのエアーをオフにして治療を行うために、これも通常では気腫は発生しません。  

 しかし、当院でもそれほどの安全対策を行っているにもかかわらず、気腫が発生したことがあります。恐らくは治療した部位の解剖学的な異常があった事が推測されますが、明確な原因としては不明でした。  

 浦吉様の場合は、詳しくはわかりませんが、治療をされた先生の診療所が、どのような器具を使われていたのかを一度伺うのが良いかと思います。そもそも、気腫自体が歯科治療の予測のできない偶発症(通常では起こりうる事が予測できない症状)ですので、明確な歯医者さん側のミスが無ければ、浦吉様の様に、泣き寝入りを余儀なくされる方が殆どかと思います。また、仮に歯医者さんにミスがあったとしても、それを証明することは極めて困難かと思います。治療をされた先生が、その様な場合でも保障をしてくれるかどうかも、お聞きになる方が良いかと思います。その際、お気持ちは理解できるのですが、原因もわからないまま医療ミスである様な決めつけの態度で先生に接しない方が良いかと思います。きっとその先生も、理由がわからずに心を痛めてるかもしれません。

 私も、気腫が発生した患者さんやそのご家族から、原因は不明なのに暴言を吐かれ、とても辛い思いをしましたが、そのお気持ちも理解できますし、幸いその様な原因不明の偶発症でも保障ができる体制にしておりましたので、少しは患者さんのお役に立てたかと思います。  

 幸い気腫であれば完治するかと思いますが、下顎の親知らずの抜歯で一番怖いのは神経の麻痺の合併症です。抜歯前にCTで調べていれば、避けられる事ですし、今回は幸い出現していないようで安心しております。   

 直接お力になることが出来ずに心苦しいですが、必ず良くなりますので、お気持ちお確かにされてくださいね!  

 

 

もろとみ歯科

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