70代の男性の方です。

　　左上の歯が噛むと痛く、ずっと歯茎が腫れを繰り返すために、大学病院に回されて相談したところ、2本歯を抜いて、入れ歯を作ると言われたようです。

　　何とか入れ歯を回避したいと思われ、もろとみ歯科を探してきていただけました。

　　レントゲンで診ると、確かに割れている歯があり、その歯は100％抜歯が必要な状態でしたが、その奥にある親知らずは、何とか生かすことが出来ると判断しました。

　　まず割れていた歯を抜歯し、そのあとCTで病気の大きさを検査すると、かなり巨大な歯根嚢胞ができていました。

　　しかし、奥にある親知らずは何とか残したかったので、歯根嚢胞のみを摘出しました。

　　その後、数か月待ち、奥の親知らずを、手前に移植をしました。かなり骨が無くなっていたので、深く埋め込みました。

　　その後2年程経過しましたが、病気でなくなっていた部分の骨は再生し、移植した親知らずの周りにも、完全に骨が再生して、完治しました。

　　治療期間は確かにかかりましたが、入れ歯も回避でき、病気も無くなり、患者さんはとても喜ばれておられました(^_-)-☆

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